イチロー、ビル・ゲイツ憧れの芸能人やスポーツ選手のようになるには、どういった子育てをしたらいいのか。子供は一人一人個性が違うもの。それはわかっているけど、いろいろ悩みも多い。 のびのびすくすく育てるためにはどうしたらいいのかアドバイスしてもらいたいです。


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■イチロー(野球)の父・鈴木宣之さん

実業家で、イチローの個人事務所オフィス・イチローの代表も務める。
「チチロー」と呼ばれることもある。



「子どもが夢を見つける最初のきっかけは、
親が与えるものだと思っています」

もし一朗がサッカーをやりたいと言っていたら、私も一緒にボールを蹴っていたかも。

「子どもが落ち込んだ時は、見守ってあげる大人が必要」

高校生のイチローがスランプに陥った時、
「後悔先に立たず、ということがある。自分でしっかりと考えなさい」
とだけ言って見守ることに徹したそうです。

「20歳までは、親の責任でしっかりと教育しなければならない」

義務教育の間が特に重要で、この期間に親や学校の先生など周りの大人が
ちゃんと見てあげることが大切。
そうすれば、子どもは間違った道には進まないし、夢や目標に向かって努力できる子どもになる。

■浅田真央(フィギュアスケート)の母・浅田匡子さん

2011年12月に亡くなった母の匡子さん。
舞・真央姉妹の練習には送り迎えなど、必ず付き添っていたとか。

「一度も練習を無理強いしたことはないですが、
娘たちが自分に負けそうなときは、逃げたらいけないと教えてきました」

“浅田真央の強さ”は母の「自分の弱さから逃げたらダメ」の教えがあってこそ。

「子供にだけは苦労をさせたくなかった。
自分たちができなかったことを全部、させてやりたかった。
いろんなチャンスを与えたかった」

真央ちゃんのご両親はともに幼い頃に父親を亡くしていたそうです。
なので、子供には人一倍、子供に好きなことをさせたいという気持ちが強かったようです。

■孫正義(ソフトバンク社長)の父・孫三憲さん

父である三憲さんは、サラ金、密造酒、パチンコを家業として財を築いた方のようです。

「小学生にも子ども扱いせず、関係者の一人として意見を聞く」

孫家の父親の方針。
小学生にも子ども扱いせず、関係者の一人として商品の意見を聞いていた。
こうした体験が後に経営者として、孫 正義の手腕に繋がっていった。

■ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)の父・ビル・ゲイツ

ゲイツ家の長男は代々「ビル・ゲイツ」を名乗ることになっています。お父さんはシアトルで弁護士をしていました。

「親に全て反抗。そんな息子を親の常識で縛るのをやめた」

息子は子供の頃、反抗的で強情で大変だったので、教育コンサルタントを雇ったほど。
しかし、コンサルタントもお手上げ状態だったそうです。

「親子の関係を良好に保つことを目指した。
自由に育てたことが、結果として彼の成功に繋がった」

息子のビル・ゲイツは「両親が自分の意見を尊重してくれて、
子供の頃から一人の大人のように扱ってくれたことが良かった。」
と語っています。

■石川遼(ゴルフ)の父・石川勝美さん

6歳の頃、父に連れられてゴルフ練習場に行ったのをきっかけに、ゴルフにのめりこむことに。
勝美さんは埼玉縣信用金庫に勤務、講演活動も行っています。

「社会人として、そしてプロゴルファーとして
必要なことは折りに触れて、伝えている」

社会経験も少ない。ところが注目度は高い。
そうなるとメディアに露出する際の受け答えというが大切になってくる。

「機転の利いた受け答えができようになったのは
『言葉遊び』をよくやったから」

物事への理解と、共通点を見つける視点、さらにこれを結びつけるロジックが必要です。
遼は子供のころから、これがうまかった。

「遼には読書を薦めました。
いろいろな財界人の方とプレーする時、恥ずかしくないように
政治や経済、社会に関する本を読むように薦めます」

中学生の時に読ませたのがヘミングウェイの「老人と海」。
読み終わった遼に感想を聞くと「自分の信念を貫き、言い訳をしない。こういう生き方には、
男のロマンが詰まっている」という答えが返ってきました。

■福原愛(卓球)の母・福原千代さん

テレビで教育熱心ぶりが話題になりました。

「1球当たったら上手ね、2球返せばすごいすごいと、
ほめまくりました」

3歳から卓球の練習を始めた愛ちゃん。
短い指ではなかなかラケットも上手に握れなかったそうです。
泣き虫のイメージが強かったですが、褒めて伸ばした才能のようです。

愛ちゃんが「私も卓球をやりたい♪」と言ったことに対して
母の千代さんは「自分で言い出したことなんだから、
練習を毎日続けて休まない事 約束できる?」

自分から「やりたい」と言ってきたことに対し、「自分からやめない」ことを
条件につけることで、始めたことは続けることを教えている。

■西本智実(指揮者)の母・西本ひろみさん

世界で活動し注目される女性指揮者・西本智実。
母はピアノ教師。

母は、子ども向けの音楽を一切かけず、
自分が愛するクラシックなどを一心に楽しんでいた

その姿を見て、自分で音楽のことを調べ、魅力に目覚めていったという智実さん。

0歳からクラシックコンサートに連れて行った。
3歳からピアノとバレエを習わせた。身体が作られ始める時期
からバレエを習わせるのは非常に有効

集団で行うお稽古からは学べることが多い。

■武田双雲(書家)の母・武田双葉さん