努力をさせずに効率化を図ることで成功をおさめたサイゼリヤのすごい仕組みについてまとめた。 |
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ファミレス業界のトップを走り続けているサイゼリヤ。
”努力をさせない仕組み”で成功を収めているのだとか。
ここ数年、好調が続いている
店舗数は国内外で計1000店を突破
営業利益率が外食業界の平均を大きく上回っている
2012年は売上1,000億円、営業利益100億円を超える見込み
「努力をさせない仕組みづくり」で成功
現社長の堀埜氏は、作業に関する効率化を科学的に検証し、対策をスタッフに反映することで努力せずに効率化することに成功している。
作業の仕組みをハード、人員をソフトとして分析する
作業を根本から見直し、発想を転換する
固定作業(毎日必ず発生する作業)を集中的に削る
新しい仕組みをつくるときに、従来の仕事を廃止・置き換えできないかを考える
理念は店舗や人員などに生かされている
「努力せずに効率化する」という理念は、掃除や店の細かい部分に反映されている。
掃除の面では、作業フローなどの見直しから、新たな掃除用具の導入が行われた。
社員の大半は理系専攻
科学に裏づけされた発想力を用いて仕事が出来る人が求められている。
キッチンにはガスレンジどころか包丁もない
包丁を使ったり加熱したりなどは技術を要するので使用せず、工場配送の段階で調理することで、調理時間の削減を行なっている。
スタッフはキッチンもホールも両方こなす
サイゼリヤのスタッフはキッチン・ホール分担ではなく、どちらも出来るように仕事の手順やシステムが改良されている。
誰でも作れるように調理方法が単純化されている
どんなスタッフでも簡単に調理が出来るよう、専用の調理器具や調理済み食材などが用意されている。
掃除機からモップに変更し、清掃時間を半分に削減
1時間以上かかっていた清掃時間を、掃除器具を変えるだけで削減することに成功した。
今後は何を狙っていくのか
サイゼリヤの動きに対して他社のファミレスや、ファストフードなどが、値下げなどの対抗策を打ち出した。
この影響を受けたサイゼリヤは、2012年初旬ごろから低迷を迎えている。
既存の定番商品の生産効率をさらに高めていく
手薄だった北海道や九州などへに出店していく
セルフ・ファストフードなどの新しい業態の店作りに挑戦する
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