怪談絵本シリーズの一つ、絵本『悪の本』が怖すぎてヤバイ |
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sekineyuji 関根裕治
さっき書店で宮部みゆきさんの『悪い本』という絵本をパラパラ見たんだけど、これ子どもに見せてだいじょうぶなのか? っていうくらいすごく怖かった。子どもが読んだら眠れなくなるんじゃなかろうか・・・。http://t.co/8wYpaqwC
作:宮部みゆき 絵:吉田尚令
http://www.iwasakishoten.co.jp/special/kaidan/07951/
子どもに読ませたくない…という親が出るほど怖くて有名な絵本
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有名怪談作家により昨年10月に刊行された「怪談えほん」の一つ
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●絵本のテーマ「悪」がつくる独特の世界観
椅子に座ったくまの人形が少女に語りかけるダークな世界観
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人間誰しもが持つ「悪」について、絵本が少女に語りかけてくる
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漢字が「悪」と「本」だけに使われているのもインパクトがあった
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●挿絵のイラストが不気味すぎ
この絵の中のどれでも、一度目が合ったらオシマイ…
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ページをめくるごとに本当に追いかけられてるようでこわい
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何を暗示しているのか、よくわからなかったけれど、
迫ってくるものがありました
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●読んでトラウマになる大人たち
心の奥底にある暗い感情を冷たく撫でられるような…
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小さいトゲが体の奥のほうに突き刺さって抜けない…
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非常に恐ろしい本です、心の隙に土足で入ってくるような本です
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●作者が伝えたかったこと
一言で言えば「悪はあなたの内側から来る」ということ
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子どもには嘘をつけないと思う。
だから、いちばん正直な邪(よこしま)な私が出た
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この企画に参加できたこと自体嬉しかった
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hiruneweb 吉田尚令
「悪い本」についてちょっと。絵本評論家の小野朗さんの指摘。表紙と2場面目の人形の配置の違い。3場面目の女の子と赤ちゃんの人形の位置関係。13場面目と14場面目のクマと女の子と赤ちゃんの関連性。「クマ、女の子、赤ちゃん」襲う側と襲われる側の関係がめまぐるしく入れ替わっていると。
イラストを描いた吉田尚令のツイート
hiruneweb 吉田尚令
小野さんに指摘されて、それを意図的に描いたのか?とたずねられ、鳥肌が立った事がありました。全く意図していませんでした。計算無く偶然にそうなったんだったら余計に怖いね。と話された。そこまで深く分析された小野さんは凄い方だなと思った。プロの絵本評論家の凄みを思い知りました。
●子供に読ませる意味を考える大人たちも
自分の中にある影を怖がらず仲良くやっていくことの重要性や、
赦しの大切さにいつか気づく時、この本を思い出すと思う
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