岸本斉史岸本先生が描くNARUTOのストーリーからは、家族や仲間への愛をひしひしと感じます。


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作者・岸本斉史が語るNARUTOという作品

『(ナルトは)僕の持っている劣等感をそのまま投影しちゃったから作りやすかったんだと思います』

『「認める」「認められたい」という気持ちを描きたかった』

“孤独”から始まるナルト

九尾をその体に宿らせていることで、里中から疎まれていた

疎まれ続けた反動から、周囲の目を自分に向けさせようとする問題行動が多かった

しかし、他者に対する深い憎しみは持っていなかった

ナルトと同じ境遇で育った我愛羅
我愛羅にとって他者との繋がりは憎しみと殺意でしかなかった

白の言葉
「人は大切な何かを守りたいと思った時にもっと強くなれるものなんです」

ナルトとサスケに見る、「つながり」の描写

兄であるイタチへの復習を果たすため、里を抜けようとするサスケを、ナルトは必死に止めようとした

ナルト「オレにとっちゃ…やっとできた繋がりなんだ」

「何でそこまでしてオレに…」と言うサスケへの返答

サスケ「繋がりがあるからこそ苦しいんだ」

「初めから独りっきりだったてめーに!!オレの何が分かるんだってんだ!!!」

ナルトは両親に愛されて生まれた

まだ幼いナルトの体に「九尾」を封印して亡くなったナルトの両親

ナルト誕生エピソードは、岸本斉史が夫人に色々聞いて組み上げた「母の話」とのこと

自分の中に封印されていた母親の記憶と対面し、その愛を知ることができたナルト

岸本『連載を立ち上げた頃の僕はまだ若くて結婚もしていなかったので、あまり深く考えず、ナルトから両親を取り上げてしまっていました』

岸本『僕が家族を持つようになってくると、ナルトがちょっと可哀想になってきたというか』

サスケが気づけなかった兄の愛

幼い頃、実の兄であるイタチの手によって一族を皆殺しにされたサスケ

すれ違ったままで、対決することになる兄弟

イタチの最期の言葉で、サスケはやっと兄の真意を理解する

繋がりを深めていくナルトと、排除していくサスケの対比

イタチの真実を知り、木の葉の里を潰すことを決めるサスケ

両親の愛を知り、仲間と共に成長していくナルト

自分に付いて行くと言うサクラに、サスケは香燐(今までサスケと一緒にいた仲間)に止めを刺したら信用する、と条件を出す

サスケに殺意を向けられてもなお、サスケとの出会いを否定しない

ナルトはまだまだ続く!

現在単行本は61巻まで出ている

ナルト作者・岸本斉史がこだわる「人と人とのつながり」 [NAVER まとめ]