篠田麻里子 スピーチ第4回AKB総選挙のかかってこい宣言が大好評だった篠田麻里子、実はそのスピーチにはいろいろな戦略が隠されていた模様。ニュースやツイッター、プロのスピーチライター蔭山洋介さんの解説などをまとめてみました。


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【その1】あえて悪役を演じる

Bara007san bara007san

洗濯ものを干しながらAKB選挙みてたら、篠田麻里子のスピーチがプロレスみたいで吹いたw 「来るならかかってこい!叩きつぶせ!」ジャンボ鶴田だな

buruchan 城島 活(イケル)

篠田麻里子姐御のスピーチが、漫画に出てくる俺を乗り越えてみろ的な師匠や兄貴系のキャラ(東方不敗とかラオウとか)のセリフみたいで思わずニヤニヤしてしまう…。

mharag ムハラグ

5位 篠田麻里子のスピーチはこれに近いものがあるな→「もし成長して私を討とうというのならそれもよい。実力のない覇者が打倒されるのは当然のことだ。卿らも同様だ。私を倒すだけの自信と覚悟があるのなら、いつでも挑んで構わないぞ(銀河英雄伝説)」 http://t.co/kT3MDphz

【その2】じつは即興ではない

上位メンバーはスタッフからスピーチを考えるよう言われている

スピーチは当日までに考えられていた可能性が高い

■プロの見解

communisjp 蔭山洋介

①『アッコにおまかせ』に向けに篠田麻里子の総選挙でのスピーチを解説したんだけど、使われなかったよ^^; ので、ツイッターでまとめました。篠田麻里子のスピーチ動画はここ。http://t.co/as2ewyY5 全文はここ。http://t.co/z9wtyntx

communisjp 蔭山洋介

②「つぶすつもりで来て下さい。私はいつでも待ってます。」AKB48篠田麻里子が、後輩に向けて檄を飛ばした総選挙での決めゼリフだ。総選挙での順位が5位と昨年の4位よりも順位を下げたにもかかわらず、最も心に残ったスピーチに選ばれた。なぜ彼女のスピーチがここまで評価されたのだろうか?

communisjp 蔭山洋介

③それを一言で言えば、「カッコ良かった」のだと思う。AKBファンでない僕にも十分熱いものが伝わってきたのだから、ファンにとっては心から感動するスピーチだっただろう。では、篠田麻里子の「カッコ良さ」とは何か?ここがスピーチの専門家として解説のしどころだと思うのでがんばってみる。

communisjp 蔭山洋介

④スピーチで心動かすための条件の1つに、「心からの言葉かどうか」というのが一般に上げられる。心から思いを込めて話した言葉が、人の心を突き動かすというわけだ。それは間違いない。しかし、心からの言葉という意味だけなら、他のAKBメンバーのスピーチも、同じく心からの言葉だったはずだ。

communisjp 蔭山洋介

⑤篠田麻里子のスピーチは彼女たち上を行っている。何が違うのか?それは、「最年長」であることの誇り高さではないかと思う。彼女のスピーチのセリフ、表情、声の抑揚などを分析すると、このスピーチの中心にある動機は、順位を下げたことへの「悔しさ」だ。

communisjp 蔭山洋介

⑥スピーチの中で「少し悔しいです。」と語っているが、本音は「悔しくて悔しくて仕方がない」という所だろう。しかし、「最年長」という立場上、その「悔しさ」を爆発させるわけにはいかない。そこで「悔しさ」のエネルギーを使って、先輩としてカッコ良く振る舞うという選択をしているように見える。

communisjp 蔭山洋介

⑦スピーチの極意は「心からの言葉」であることは当然のこととして、その心の慟哭を、「見栄」とも呼べるその人の美意識に沿ってハンドリングすることだったりする。彼女の本音は「悔しい」の一点に尽きるのだけど、表層は「つぶすつもりで来て」という年長者として後輩を意識した言葉になっている。

communisjp 蔭山洋介

⑧どうしてそれがわかるのかというと、「少し悔しいです」という表現では、すごく控えめに悔しさをアピールしていて、一方で「つぶすつもりで来て」は、非常に大げさな表現になっている。表層を大げさにすることで、本音を隠そうとする意図が働いているように見えるのだ。

communisjp 蔭山洋介

⑨「つぶすつもり」は実は演技だ。演技だから心に余裕を持って大げさに表現することが出来る。しかし、この演技の部分がたまらなくしびれるのだ!本音を叫ぶのではなく、見栄を張って後輩を煽る先輩の姿の、なんとカッコイイことだろう。「カッコイイ」は「格好が良い」、つまり表層的な見栄のことだ。

communisjp 蔭山洋介

⑩彼女のちっぽけな実存が(誰しもちっぽけだが)、懸命に「最年長」として見栄を張る姿に、多くの人が自分と重ね合わせ、深く共感を呼ぶことになったのではないだろうか?

communisjp 蔭山洋介

⑫彼女は総選挙を「成長できる日」と言い、自分が傷つくことを肯定的に受け入れようと懸命だ。そんなけなげな姿に、多くの人が共感し励まされたのだと思う。彼女のスピーチのカッコ良さは、そんな実存むき出しの本気の戦いの中、懸命に「最年長」として見栄を張ったことで生まれた名演説なのだと思う。

■スピーチ後の篠田麻里子

mariko_dayo 篠田麻里子

皆さん温かい応援ありがとうございました!一つ一つの愛が込められているからこそ嬉しく、幸せに思います。いつも支えていただき本当にありがとうございました!皆さんからいただいたこの期待に答えられるようがんばります! これからもよろしくお願いします。 篠田麻里子( *`ω´)

mariko_dayo 篠田麻里子

総選挙ではちょっと上からマリコだったけど、人のこと言えないです。私も負けずぶつかっていけたら向上していけたらと思います。終わってたくさんのメンバーから宣戦布告されました(笑)負けるもんか(笑) 明日もがんばろー!!おやゆびなさい http://t.co/vtU7Dmst

■関連リンク

篠田麻里子の『スピーチ』に隠されていた戦略 [NAVER まとめ]