バターサンド 六花亭バターサンドで有名な北海道の会社、六花亭。お土産の定番で好きだという人も多いのでは?ここって、実は道外に進出していない企業なんです。それなのに就職希望の学生が後を絶たないとか…学生が働きたい六花亭の人気の理由を探してみました!


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マルセイバターサンドで有名な六花亭。
生産販売は全て道内。東京に支店を置かない製造業として売上はトップを誇っています。

本社は帯広…それでも就職したい!

六花亭の本社工場は帯広市にあります。
マルセイバターサンドの製造はほぼ中札内村の工場で行っており、売上の過半数を占める札幌へ、片道5時間のトラック輸送を未だに続けています。

社会人転職ランキングではローソンやアディダスよりも上位に

ランキングには全国展開の企業がずらりと並んでいます。

新卒が選ぶ北海道人気企業ランキングでも13位

※ランキングは2012年発表のもの

ブランド・ジャパンの心酔度ランキングでは任天堂より高い12位に

心酔度とは「ファンが、どれだけ大ファンか」を計る数値。

北海道の地域企業にすぎない六花亭が、こんなに多くの人に注目されている理由ってなんなんでしょう?

社員は褒めて伸ばす!

自分の頑張りを社長自ら見ていてくれるって嬉しいですね!

毎月、最も頑張った人に賞金15万円とすしを振る舞う

会社に関係のないことでも、頑張っていたら表彰する

地元の盆踊り大会のリーダーを頑張ったことで表彰をするなど、理由はなんでもOK!

社長は社員1300人の顔と名前を全部覚えており、適正を見て人事を決める

新入社員など覚えきれていない人は食事会に呼んで積極的に覚えようとしているんだとか。

社長に直接意見が言える!

毎日の「気付き」を社長にメールで送る「一人一日一情報」制度

社員数約1300人のうち、毎日600~700ほどのメールが社長に届き、社長はそれら全てに目を通すそうです。時には午前中まるまるチェックに費やす日も。

届いたメールから100件ほどピックアップされて、社内新聞に社長のコメントと共に掲載

内容は仕事中に気づいたことから日々の事柄など。送る人も正社員からパート、工場勤務の人や接客の人など様々。

アウトプットすることでアンテナ感度をあげたり、客に商品の説明をするときに役立たせることが目的

社長に自分の仕事を報告することで、自分が関わる商品への理解が深まるんだとか!よく考えられていますね。

B4版12ページのボリュームたっぷりの社内新聞「六輪」が社員全員に配られています。
毎日作り続けてとうとう7000号超え!

※画像は六輪の社長のコラム

社員を愛する会社のこだわり

業績アップした20年前、あまりの忙しさに社員が離れてしまってから、どうにか働きやすい会社にしようと考え、社員第一の会社に。
社員の休暇のために作業の効率化やシフトの調整に全力をかけるそうです。

20年連続パートを含む全従業員の有給休暇の消化100%

「社員一人一人が心身ともに健康でなければ、おいしい菓子はつくれない」をモットーに、有給休暇の完全取得を徹底させています。

社員6人以上で旅行をする時、一人年間20万円まで旅費を補助してくれる

よりよいサービスを提供されて刺激を受けてもらいたいからだとか…太っ腹!

新入社員からアルバイトに至るまで、面接や合否の決定は全て社長が行う

新卒採用も全国に出向いて1次面接から社長が面接をしてくれるそうです。すごい!

六花亭のポリシー

六花亭の年間売上はなんと180億円。
うち、バターサンド(1個110円)の売上は75億円。
売上30億円で大ヒットと言われる菓子業界で、これだけ売り上げるにはこだわりがありました。

会社説明会では「これから六花亭は成長しません」と宣言

「成長」より、「美味しいお菓子を作ること」の方が大事と思っているそうです。

売上目標を定めない

美味しくないお菓子を作ったら勝手に売上は下がるもの。逆に美味しいお菓子を作り続ければ売上は落ちないと考えているそうです。

値段は欲しい金額の5円引きに設定する

足りない5円は知恵や努力で補って買った人へ還元しようと考えられているそうです。だから六花亭のお菓子って5円がつくお菓子が多いんですね!

地元の人のためにお菓子を作っているので、北海道外には出ないと決めている

あくまで六花亭のお菓子はその土地の人々のものであって、観光客のために作っているわけではないそうです。

参考リンク

バターサンドの六花亭に就職希望者が殺到する理由 [NAVER まとめ]