とある日の『富士山の笠雲』。自然の美しさというものは、こういうものを言うのではないでしょうか。
実際に見たらもっと感動するんではないでしょうか。

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実際に見たらもっと感動するんではないでしょうか。

笠雲は、高層雲が次第に厚くなって出来たもので、山体に沿って雲のフチがはっきりしてくるときれいな笠の形になります。山頂付近に静止しているように見える笠雲ですが、実はこの雲が発生している時の富士山上層の風は強く、雲も常に新陳代謝を繰り返しています。風上側の斜面で雲が発生し、風下側の斜面で雲の粒が消えていく現象を絶え間なく繰り返しているため、見た目には変化がないように見えるのです。
笠雲は低気圧や前線が接近し、日本列島に暖かい湿った空気が入ってくると発生するため天気が崩れるのです。悪天が通過したあとに現れることもまれにあり、この場合は笠雲は消失していき、次第に晴天が広がります。
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